4/7巨大ブリ再び


★およそ一年ぶりの巨大ブリです。約90センチで8キロ。体重計でないと量れません。重い。重い。重い。もちろん天然ブリ。
これが刺身用でなんと1000円!!冷凍庫にはサバ、イワシ、マス、豚肉があるにもかかわらず、これは買わずにはいられませんでした。
昨年(7月18日)は大きさが同じくらいで激安780円でしたが加熱用でした。でも今回は刺身用!!魚屋さんの大将も「普通なら3000円以上する」と言っていました。ただ表面に斜めに傷がある、それだけでこんな値段になるんです。3枚におろして皮をむいたら傷なんて全く関係ないのですが。ありがたやありがたやです。
★久しぶりの巨大ブリの3枚おろしですが、もう綺麗に捌こうとか考えないことにしました。前回は包丁一本でなんとか出来ないかと苦労したのですが、今回ははじめからそんな考えは捨て、ノミとハサミを要所で使うことにしました。過去の経験wwから時間がかかったのは内臓えらの取り除き+頭の切り離しと、頭の真っ二つ。包丁がうまく使えないのと実際あまり切れない普通の家庭用包丁なので、もう開き直っています。
★鱗を少し落としながら、よく考えたら皮をむくのだから鱗はそのままでいいのかと、途中で放棄。さっさとエラと口の下辺りを包丁とハサミで切り(これが結構時間を食う)、カマの部分の頭も、ある程度包丁で切って、作業がもたもたし始めたら気持ちを切り替え、背骨をノミでたたき切る。おお早いぞww。
続けて内臓をかき出し血合いをバシャバシャ落とし、ここまでで、そこらじゅう血の海ww。家庭でこんなことをするとき新聞紙がいかに大切かを痛感します。他の紙では出来ない芸当です。ちょくちょく新聞紙をかえれば綺麗さっぱり!!
内臓から大きな卵巣も出てきたのでとりあえずキープです。
★頭さえ無事に切り落とせばあとは3枚下ろし。せっかくの刺身用だから綺麗に下ろしたいけどまあそんな技術もなく、ぐだぐだな3枚に。背骨のまわりに大量についた身はスプーンですくってお椀にキープ。自分のためだけの食材だからこれでいいのです。見た目なんかww。どうせ刺し身で食べるのは少しだけなのでこんなもんです。
★ところで3枚におろすときに身から出てくる寄生虫。たまに一匹いるのはいいのですが、固まって一箇所からどばっと出てくるとさすがに気持ち悪いです。でもこれは天然の証拠。天然ブリを捌く贅沢な悩みとしておきましょうww。うううキモイ
★皮をむくのもなかなかうまくいきません。脂で滑るしなかなか切れないし。切れない包丁のせいにしておきます。
このへんまでで40分くらいでできたので、なかなかいい感じです。問題は綺麗に写真をとりながら、周辺を綺麗にしながら、なのでこのあと完全に作業が完了するまでは結局2時間くらいかかっています。
★あとは身を切って200gずつ小分けします。他の魚はいつも150gずつの小分けですが、ブリは150gだとあまりにも小分けが多くなりすぎるのでひとつ200gと大盤振る舞いwwそれでも切り身19袋できました。あらや卵巣もそれなりの値段がするものですがこれで一袋約50円の計算。どう考えてもこの値段ではブリは売っていません。しかも刺身用。いつもの魚屋さん万歳です。
★さて刺身用には2皿分だけ、綺麗に皿に盛り、あとはビニール袋にいれて冷蔵と冷凍にわけて美味しそうな順に食べていきます。まず刺し身は美味い。美味いぞ。程よい脂のりで美味い。
★さて、あら煮を作るための頭真っ二つ。もう躊躇せずある程度包丁でやってできなかったらハサミとノミを使ってさっさと真っ二つ、成功。5分もかかってないかな。でも脂で手が滑るし、勢いでやると怪我しそうでなかなか難しいです。
★あら煮は家にある一番大きな鍋で煮ます。一度軽く湯に通して(でかいのでそれが一番面倒なのですが)そのあと酒砂糖醤油生姜で煮ます。できあがりはもう美味しいとしか言えません。刺身のあとに食べるので結構腹いっぱいなのですが、それでもご飯がいけます。美味しいです。
半分はまた明日食べるとして、きょうはこれくらいで終了。
冷蔵庫にはいま大量の魚がキープされています。

今回最大の失敗は、昼に歯医者に行って歯の治療中ということで左側の歯で噛むことができなかったこと。まあ、魚を見つけたのが歯医者の後なのでしょうがないのですが、口全体で味わえないのが悔しいのです。ううう。