10/6★そば原材料比較

私が大好きな蕎麦の原材料が、なんだか楽しいwので比較してみました。
今回は近所のスーパーに最も多く置いてあった乾麺「干しそば」が対象です。
一気に9種類見てみましょう。


①「そば粉」「小麦粉」「食塩」・・これが最もシンプルな表示。きっとこれが基本だと思います。


②「そば粉」「小麦粉」「小麦たん白」「食塩」・・小麦たん白は多分グルテンなのでつなぎに使っているのでしょう。


③「小麦粉」「そば粉」「食塩」・・またシンプルになりましたが材料の順番が変わりました。小麦粉の量がそば粉より多いのですね。





④「小麦粉」「そば粉」「山芋粉」「食塩」・・これは山芋入りをうたっている商品。


⑤「小麦粉」「そば粉」「食塩」「山芋粉」・・山芋入りなのですが、食塩より山芋が少ないですね。


⑥ちょっと読みにくいですが「小麦粉」「そば粉」「小麦たん白」「食塩」「糊料」「乳化剤」・・糊料(こりょう)とは海草などからとるアルギン酸カゼインなどのことで粘りやとろみをつけるもの。乳化剤はレシチンが有名ですが水と油を混ぜるときに使うもので、これもつなぎに使われているようです。
でもなんといってもこれは麺よりも付属の「つゆ」が凄い。「つゆ」のあとの「 ( 」はどこで閉じているのかよく分からないぐらい凄いです。


⑦「小麦粉」「そば粉」「食塩」「植物たん白」「増粘剤」・・増粘剤はおそらく糊料と同じ意味のものだと思われます。小麦たん白ではなく植物たん白と書いてあるのがちょっと気になりますが、ここからの注目はその下にある「そば粉の配合割合-25%」。
生麺の蕎麦はそば粉が30%以上含有していないと「蕎麦」とは呼べないのですが、なんと乾麺はそば粉の含有量の定めがないのです!!配合が少ない場合、その割合を書けば「蕎麦」と呼べるらしいです。そして、これは「25%」と記入されているから30%以下でも「蕎麦」なんです。


⑧「小麦粉」「そば粉」「食塩」・・おーっ原材料3つだけ・・ですが「そば粉の配合割合-20%」・・さあ、どっちを選びますか?


⑨「小麦粉」「そば粉」「食塩」・・これも原材料シンプルですが・・「そば粉の配合割合-10%」


価格は①②のそば粉が多いものは他よりも高い傾向でした。でもそれ以外は様々です。⑨が一番安いわけではありません。一番高いものと一番安いものとでは5倍の開きがあるので一概にどれがどうとか比較して言えませんが、今回は同じ「蕎麦」という視点からの考察です。

今回もどれがいいとかではなく、原材料を見ることでそれぞれの製造業者の考え方の違いがなんとなく見えてくるような気がしませんか?